今回の記事では、以下の内容について調べてみました。
- カードローンに連続で落ちる原因
- カードローン審査に連続で落ちたときに確認すべきこと
- カードローン審査を通過するための対策
結論から言うと、カードローン審査に連続で落ちた時には、短期間に多数のカードローンに申し込み過ぎていないかや過去の延滞等の有無について確認して下さい。審査に通るための対策としては、複数の借入がある場合は1本にまとめ、申し込むカードローンも絞ったほうがいいです。
・・・詳しくは記事をご覧ください!
カードローン審査に連続で落ちる原因

カードローンの審査に連続で落ちる主な原因は信用がなく申し込んだ借入が返済能力に見合わないと判断されるためです。短期間に多数のカードローンに申し込むことも審査に不利に働きます。
カードローンの審査に連続で落ちたしまったときには、どのような原因が考えられるでしょうか。ここでは、可能性として考えられることについて考察してみます。
カードローン審査に連続で落ちるという場合、以下のような原因が考えられます。
- 短期間で複数のカードローンに申し込んだ
- 他社の審査に落ちた
- 信用がない
- 信用情報に問題がある
- 無理な借入がある
1.短期間で複数のカードローンに申し込んだ
連続で審査に落ちたと言うことは、もしかしたらあまり期間をおかず短期間のうちに連続して複数の会社のカードローンに申し込んだかもしれません。そもそも、複数のカードローンを短期間の内に申し込むという行為自体が、カードローン業者の審査の目を厳しくさせている可能性があります。
カードローン業者は審査の際に、信用情報機関の信用情報記録を参考にしていますが、他のカードローン業者にも申し込みを行っているということも記録として残るので丸わかりになっています。審査に通過するか否かに関係なく、カードローンに申し込みをするだけで、最長6ヶ月間もの間、信用情報に記録が残るのです。
そして、短期間にあまりにも多くのカードローンに申込みすぎると「申し込みブラック」といって、一時的に審査に不利に働く状況を作り出してしまいます。
なぜ、短期間の複数申し込みが審査に不利に働くかというと
- お金に困っている
- 計画性がない
- 多重債務者になる可能性が高い
- 返済能力が低い可能性がある
という判断をされるためです。
短期間の内に、複数のカードローンに連続して申し込むということは、お金に困っているというイメージで見られてしまいます。また、簡単に複数業者で借金するということは計画性もなく将来体重債務者になる可能性が高いと警戒されてしまうのです。
カードローン業者は、これまでに数多くの多重債務者が自己破産などに陥り、回収不能になってきた事例を経験しています。
カードローン業者にとって、貸したお金の元本・利息をきちんと回収できなければ商売になりません。回収不能になるような事態は何としても避けたいので、短期間に複数の申し込みがあるような場合にはどうしても警戒するものなのです。
信用情報機関ではカードローンの申し込みの記録も履歴として残ります。その記録に短期間のうちに複数のカードローンに申し込みをしている痕跡がある場合に、一時的にとはいえ審査に通りにくくなることを言います。
2.他社の審査に落ちた
信用情報機関の記録では先述のとおり申し込みをしただけでしっかりと記録に残ります。しかしながら、審査に落ちたことは明確には記載されません。とはいえ、申し込みから一定期間が経過しても審査に通過して借入を行っていることが確認できなければ、審査に落ちたことは簡単に推測されてしまいます。
カードローン業者は審査の際に、必ず信用情報機関の記録を確認しますが、他社で申し込んだカードローンの審査に落ちていたということがわかれば、「この人は何か問題があるのでは」と警戒しますので、他社の審査に落ちたと言う場合には同様に他のカードローン業者でも審査に落ちやすくなる可能性があります。
3.信用がない
カードローンの審査では、ほとんど信用が全てと言っても過言ではありません。カードローンにおける信用というのは、言い換えると「きちんと返済してくれる人かどうか」ということで、返済能力とも言えます。
カードローンの審査に何度も連続して落ちる場合、そもそも借入に見合うだけの返済能力があると判断されていない可能性があります。
カードローンの審査においては、利用者の返済能力の有無を判断するために
- 年齢
- 家族構成
- 利用者の勤務先
- 勤続年数
- 収入
- 雇用形態
- 過去のローンやクレジットカードの利用状況
などといった情報を参考にします。
これらの情報は申し込み時の本人からの自己申告の情報のみならず、信用情報機関に記録された信用情報も参照します。
勤続年数が短い場合や雇用形態が不安定な身分の場合など安定した収入が見込まれない場合には、返済能力が低いとみられ審査に落ちる可能性が高まります。
4.信用情報に問題がある
消費者金融や銀行などのカードローン業者は、審査の際に信用情報機関に紹介して個人の信用情報を確認します。その際に、特に金融事故があると審査に落ちる可能性が非常に高くなってしまいます。
金融事故というのは、金融関係でのトラブルのことを言いますが、より具体的に事例を挙げて説明すると
- 他社借入金の長期延滞
- 債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)
- 代位弁済(債務者に代わって保証会社が借金を代わりに支払うこと)
- 過払い金請求
などのことです。
銀行や消費者金融等のカードローン業者にとって、貸し付けたお金が回収不能になってしまっては商売にならず大損してしまいます。他社借入金の長期延滞や債務整理があると長期にわたり信用情報機関に金融事故の記録が残ってしまいます。
そして、カードローンを利用する際には、担保や保証人が不要で貸し付けてもらえる代わりに、カードローン業者は保証会社に加入しています。カードローン業者からお金を借りた利用者の返済が滞った場合、「代位弁済」といってこの保証会社が利用者(債務者)に代わってカードローン業者に、利用者が返済すべきだったお金を支払うことがあります。この代位弁済があった場合にも金融事故として信用情報機関に記録されてしまいます。
また、ケースによっては過払い金請求をしたためにブラックリストに載ってしまうこともあるようです。
「過払い金」は、カードローンやキャッシングを利用した際に、消費者金融やクレジットカード会社に対して支払いすぎてしまっていた利息のことです。以前、消費者金融やクレジットカード会社は、民事上では無効なのに刑事罰は科せられないという、いわゆる「グレーゾーン金利」を利用して、利息制限法の上限を超える利息を違法に取ってきた経緯があります。
この払いすぎてきた利息の支払いを消費者金融やクレジットカード会社に求めることを過払い金請求といいます。
以前よりは減ってきましたが、過払い金請求を代行する事務にビジネスチャンスを感じた弁護士事務所や司法書士事務所がこぞって、テレビCMやその他広告媒体等を用いてしきりに「あなたの過払い金は取り戻せます」と訴えています。
5.無理な借入がある
カードローン業者はは、審査において個人の返済能力を非常に重視しています。返済が滞ってしまったり、さらには回収不能になってしまってはカードローン業者の商売が成り立ちませんので当然のことすが、審査の際には、「この人にお金を貸したとして、今後きちんと返済していけるか」ということが見られています。
ですので、すでに他社において収入に見合わない無理な借入がある場合、審査に落ちる可能性が高くなります。
貸金業法に規定された「総量規制」の影響を受ける貸金業者である消費者金融の場合、カードローンの借入限度額は年収の3分の1と決まっています。そのため、すでに行っている他社での借入を含めて年収の3分の1に迫るような借入金額を設定ししている場合、審査に落ちる可能性が高まります。
銀行は貸金業者でないため、銀行系のカードローンの場合は総量規制の対象外ですが、貸し倒れを避けるために総量規制に準じた年収の3分の1~2分の1程度を限度とするように自主的に取り扱っている銀行も多いです。
いずれにせよ、すでに多額の借金がある場合には、「これ以上貸したら回収不能になる可能性がある」と判断され、審査に落ちる可能性が高いということです。
総量規制は、貸金業法という法律に規定されていますが、貸金業法による規制の対象となる消費者金融等の貸金業者は、個人に対して年収の3分の1を超える貸し付けが出来ません。
1社からの借入だけでなく、複数の貸金業者から借入をしているときには、借入金すべてを合計した金額が年収の3分の1までに収まっていなければなりません。
カードローン審査に連続で落ちたときに確認すべきこと

カードローン審査に連続で落ちたときには、短期間での申し込みすぎになっていないか確認して下さい。そのほか、借入額が適切かどうか、収入の変化、金融事故の有無などにも注意して下さい。
カードローンの審査に連続で落ちたときには、以下の点に問題がないか確認してみて下さい。
- 短期間で多数のカードローンに申し込みすぎていないか
- 借入額が適切か
- 収入が下がっていたり不安定だったりしないか
- 延滞などの金融事故がないか
1.短期間で多数のカードローンに申し込みすぎていないか
短期間で多数のカードローンに申し込んでいる場合、先述の通り「申し込みブラック」となり、審査に落ちやすくなる可能性があります。また、一度ある業者での審査に落ちると、他の業者もその判断を参考にして審査を落とす可能性も高まります。
審査に通るためには、短い期間の間に多数のカードローンに申し込み過ぎていないか確認してみて下さい。
2.借入額が適切か
過度な借入があると、今後きちんと返済していけるかどうかとう点において、カードローン業者に警戒されるため、審査に落ちやすくなります。
また、消費者金融等の貸金業者の場合、年収の3分の1までしか貸し付けできないという総量規制の制限があります。総量規制の範囲を超えるような限度額や総量規制の限度に迫るような限度額で申し込んでいないか確認して下さい。
3.収入が下がっていたり不安定だったりしないか
転職などの為に
- 勤続年数が短くなった
- 収入が下がった
- 雇用形態が変わった
などの事情があると、収入が不安定で返済能力を疑われる可能性があります。
これらの事項に該当してないか確認して下さい。
4.延滞などの金融事故が無いか
過去の借入で長期延滞などの金融事故を起こしてしまっていた場合、その記録が信用情報機関に残っていて、審査に悪影響を与えているかもしれません。金融事故に該当するような
- 他社借入金の長期延滞
- 債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)
- 代位弁済(債務者に代わって保証会社が借金を代わりに支払うこと)
- 過払い金請求
がなかったか確認して下さい。
★大見出し3★

★見出し3吹き出し★
カードローンに連続で落ちたときに取るべき対策は以下の通りです。
- 信用を高める
- 現在も借入がある場合はきちんと返済する
- 無理な借入申し込みをしない
- 現在の借入を一本にまとめる
- 申し込むカードローンを絞る
1.信用を高める
信用は積み重ねていくものなので、一朝一夕に築けるもではないかもしれません。
しかしながら、現在のお仕事に加えてアルバイトをするなどの対策なら比較的容易に出来るでしょう。継続して返済をしていくためには、たとえ収入が少なくても安定した収入源を確保するということが大切ですから、収入の安定性がネックとなって審査に落ちているとした場合、アルバイトをするなどして定期的で一定の収入が確保できれば、審査に通りやすくなる可能性があります。
2.現在も借入がある場合はきちんと返済する
すでに現在、他社での借入があるという場合には、延滞せずにきちんと返済することが大切です。特に複数のカードローンを既に利用している場合には、返済日や返済金額がバラバラになっていたりすると、管理が煩雑になり、知らず知らずのうちに支払いが滞ってしまっているかもしれません。
期日に遅れず返済すべき金額をきちんと返済出来ているかどうか、しっかり確認してみて下さい。
3.無理な借入申し込みをしない
収入に見合わない無理な限度額で借入をしていないか確認した上で、利用目的に沿った適切な金額で申し込むようにしましょう。たとえ総量規制の範囲内であったとしても、借入額の総合計が年収の3分の1の目一杯の金額になるようでは、回収不能になるリスクを警戒され審査に落ちやすくなるかもしれません。
利用目的にもよると思いますが、できるだけ総量規制にかかるギリギリの限度額ではなく、それよりも少なめの余裕を持った借入限度額で申し込むを行う方が無難です。
4.現在の借入を一本にまとめる
複数のカードローンから借入をすでにしていて、それがネックになって審査に落ちているような場合には、複数の借入を一本にまとめるのも手です。手持ちのカードローンの中で、一番低金利で借入ができるカードローンに一本化することによって多重債務状態を解消できます。
もちろん、そのカードの限度額の範囲内でしかまとめることはできませんが、特に少額の借入を複数の業者からしているという場合には特に有効です。
5.申し込むカードローンを絞る
先述の通り、一度にあまりにもたくさんのカードローンに申し込んだ場合、審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
急ぎでどうしてもお金が必要な場合、保険をかける意味でも複数のカードローンに短期間で一気に申し込みたくなる気持ちは分かりますが、審査に通る可能性を高めるためには申し込むカードローンを絞るほうがいいです。
まとめ
- カードローンの審査に連続して落ちる原因には、短期間での複数業者への申し込み・信用情報上の問題・無理な借入などがあります。
- 連続して審査落ちした際には、短期間で複数業者に申し込み過ぎていないか・金融事故がないか・借入額が適切かなどを確認してみて下さい。
- 審査に通るための対策としては、現在の借入をきちんと返済し、複数の借入がある場合は一本にまとめ、申し込むカードローンを絞った上で収入に見合った申し込みをすることです。
カードローンの審査に連続して落ちたときには、短い期間の間に多くの業者に申し込み過ぎていないかなどを確認して下さい。
審査に通るための対策としては、
- 信用を高める
- 現在も借入がある場合はきちんと返済する
- 無理な借入申し込みをしない
- 現在の借入を一本にまとめる
- 申し込むカードローンを絞る
などが有効です。