今回の記事では、カードローンについて以下の内容について調べてみました。
- 複数同時申し込みは他社にバレるのか
- 複数同時申し込みが審査に悪影響を与える理由
- 一気にたくさん借りる方法
結論から言うと、カードローンを複数同時申し込みした場合、審査に不利に働きます。一気にたくさん借りたいなら消費者金融一社に絞り年収の3分の1を限度額として申し込むのがおすすめです。
・・・詳しくは記事をご覧ください!
カードローンの複数同時申し込みは他社にバレるのか

カードローンの複数同時申し込みは信用機関情報で他社にバレてしまいます。
カードローンを利用しようとする際、
- できるだけたくさん借りたい
- どうしても借りたい
- 早く借りたい
- 審査落ちの場合に備えて保険を掛けておきたい
などといった事情から、短時間に一気に複数社でカードローンに申し込む「複数同時申し込み」を考えるかもしれません。
とはいえ、複数同時申し込みをすることによってもしかしたら審査に不利に働いたりするのではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。
そこでここでは、まずそもそもカードローンの複数同時申し込みは他社にはバレるのかについてお伝えします。
複数同時申し込みのメリット
まず複数同時申し込みを行う場合に考えられるメリットについて考えてみましょう。
複数同時申し込みには以下のようなメリットが考えられます。
- 審査落ちするカードローンがあったとしても、別のカードローンで審査通過できる可能性がある
- 審査落ちになったカードローンがあっても、審査落ちの情報が判明するまでにタイムラグがあり、審査落ちがバレない可能性がある
確かに、複数同時申し込みをすることによって、どこかのカードローンの審査に落ちたとしても他のカードローンで審査に通るかもしれませんから、確実に借りるためには合理的なように思われます。
また、審査落ちした履歴を信用機関情報で確認されてしまったら、他社での審査も不利に働く可能性がありますので、間をおかずにほぼ同時に申し込みをすることによって、確かにどこかのカードローンの審査落ちがバレる前に審査を通すことができるかもしれません。
このように考えると、カードローンの複数同時申し込みは、合理的でメリットもあるように思われるかもしれません。
しかしながら、後述するとおり、そうしたメリットがあることとは裏腹に、デメリットやリスクも存在しています。
複数同時申し込みは他社にバレている
先述のようなメリットが考えられるため、やはり複数同時申し込みに魅力を感じる人もいると思います。
しかしながら、複数同時申し込みは他社にバレバレです。
なぜかというと、カードローン会社が審査時に照会する信用機関情報には、「業者から信用情報を照会された」という記録も6ヶ月間にわたり残っているからです。
個人信用情報機関に記録される個人の信用情報は、何も返済延滞や債務整理などだけではありません。
業者から信用情報が照会されたという事実さえも記録として残ってしまうのです。
間を置かず短時間に様々な業者から、その申し込み者に関する信用情報の照会があったとなれば、複数のカードローン業者に同時申し込みを行っているのはバレバレです。
信用情報機関は、様々な金融機関と個人との健全な取引を支援するために、信用情報の収集や提供を行う機関のことです。
信用情報機関では、
- 住所・氏名・生年月日、勤務先や年収等の属性
- クレジットカードやキャッシングの契約状況
- 借り入れや返済の取引情報
- 延滞の記録
- 債務整理の記録
などといった個人の信用情報を収集して管理しています。
現在、日本には以下の通り3つの信用情報機関が存在しています。
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- CIC(シーアイシー)
- JBA(全国銀行個人信用情報センター)
JICCでは消費者金融での金融取引状況を管理、CICでは信販会社(クレジットカード会社)での金融取引状況を管理、JBAでは、銀行での金融取引状況を管理しています。
カードローン会社にも消費者金融系、クレジットカード系、銀行系と色々とありますので、各カードローン業者によって保管している信用情報機関が異なります。
カードローンの複数同時申し込みが審査に悪影響を与える理由

複数のカードローンに同時に申し込むと多重債務者になるリスクや返済能力への危惧から審査に悪影響を与えます。
カードローンの複数同時申し込みをした形跡は、信用機関情報に記録されるため他社にバレバレです。
そして、複数同時申し込みをしていると審査に不利に働く可能性が高いのですが、それはいったいなぜなのでしょうか。
複数同時申し込みが、なぜ審査に悪影響を与えるのかその理由についてご説明します。
カードローンに短期間に申し込みすぎると「申し込みブラック」になる
カードローン業者が審査の際に照会する個人信用情報機関の信用情報の記録により、複数申し込みをしている痕跡は丸わかりになっています。
あまりにも多くのローン会社に対して申し込みを行っていることがバレると「申し込みブラック」と言って、一時的にとはいえ審査に不利に働く状況を作り出してしまう可能性があります。
信用情報機関の記録に、複数のカードローンに申し込みしている形跡があると、「申し込みブラック」としてローンの審査に通りにくくなることがあります。
なぜ複数申し込みは審査に不利になるのか
カードローンの複数同時申し込みなど、短期間にカードローンをたくさん申し込みすぎると「申し込みブラック」として、カードローンの審査において不利な状況になるのはなぜなのでしょうか。
その理由は主に以下のとおりです。
- お金に困っているイメージを抱かれる
- 計画性がないと判断される
- 多重債務者になる可能性が高いと判断される
- 返済能力を疑われる
1.お金に困っているイメージを抱かれる
カードローンに複数申し込むと言うことは、それだけ「お金に困っている人」というイメージを審査担当者に抱かせてしまいます。
2.計画性がないと判断される
カードローン業者からすれば、お金を貸した相手には、期日に遅れず継続的に返済していってもらわないと商売になりません。
そのためには、今後の返済のことも考えて計画的に利用をして欲しいものですが、短期間に多数のカードローンに申し込むような相手は計画性に欠けると判断されてしまいます。
3.多重債務者になる可能性が高いと判断される
複数のカードローンに同時に申し込んでいるということは、2社以上の審査に通り実際に借り入れが為されれば多重債務者になってしまいます。
複数の会社から借り入れをしているようだと、返済できずに貸し倒れするリスクがあるのでカードローン会社も警戒します。
多重債務者とは、複数の貸金業者から借り入れをしていて借金の返済が困難になっている人のことです。
多重債務者が増えて社会問題になっていたことを受けて、貸金業者を規制する現在の貸金業法が生まれました。
4.返済能力を疑われる
カードローン業者の審査では、詰まるところ「きちんと借りたお金を返済していける人かどうか」が判断されます。
複数業者に短期間に申し込むということは、裏を返せばそれだけお金を必要としているということであって、今後滞りなく返済していけるかどうかという点が危惧されます。
カードローンで一気にたくさん借りるには

カードローンで一気にたくさん借りるには1社に絞って年収の3分の1を限度額として借り入れを申し込むのがおすすめです。
カードローンの複数同時申し込みを考えている方の中には、お金の必要に迫られ一気にたくさん借りたいという方も多いと思います。
しかし、その目的を達成するためには複数同時申し込みするのは得策ではありません。
ここでは、カードローンの複数同時申し込みをするデメリットをお伝えした上で、一気にたくさん借りるためにはどのような方法がおすすめかについて説明していきます。
複数同時申し込みのデメリット
カードローンに複数同時申し込みをすることには、複数同時申し込みには以下のようなメリットがありました。
- 審査落ちするカードローンがあったとしても、別のカードローンで審査通過できる可能性がある
- 審査落ちになったカードローンがあっても、審査落ちの情報が判明するまでにタイムラグがあり、審査落ちがバレない可能性がある
しかしながら、カードローンの複数同時申し込みには、これらのメリットを上回る大きなデメリットが複数存在します。
カードローン複数同時申し込みの具体的なデメリットは以下の通りです。
- 平均金利が高くなる
- 信用情報に傷が付く
- 管理が大変になる
1.平均金利が高くなる
複数のカードローンを利用すると、それぞれの業者での借入限度額が低く設定されてしまいます。
一般的に融資額が少ないほど、金利は高くなります。
したがって、同じ金額を
- 1社のカードローンで借りる場合
- 複数のカードローンで借りる場合
では、複数のカードローンで借りる場合のほうが、割高の金利での借り入れを合算する形になるので、1社のカードローンで借りるときよりも平均金利が高くなってしまいます。
つまり、複数のカードローンで借り入れをすると、1社からのみ借りる場合よりも、それだけ余分に利息を支払わなければいけなくなるのです。
2.信用情報に傷が付く
カードローン業者は、多重債務者をとても警戒しています。
実際問題として、カードローン業者は多重債務者が支払い不能になり債務整理に追い込まれてきた例をたくさん見てきているからです。
カードローン業者は、貸したお金をきちんと回収できなければ商売になりません。
複数の申し込みをしているだけで「申し込みブラック」として審査に不利になることはすでにお伝えしたとおりですが、複数の業者から借り入れをしているということはそれだけで既に信用に傷を付けています。
3.管理が大変になる
複数の業者から借り入れをしていると、
- 借入額
- 返済額
- 支払日
の管理が煩雑になってしまいます。
管理が大変になってしまうということは、手違いやミスを犯しやすくなりますので、期日までに借入金を返済することを忘れてしまうなどというリスクも増してしまいます。
支払いが遅れると、本来支払う必要の無かった遅延損害金を余分に支払わないといけなくなりますし、信用情報機関の信用情報にも金融事故として記録されてしまいます。
一気にたくさん借りる方法
上記の様なデメリットがありますので、原則として複数業者からの借り入れはお勧めしません。
とはいえ、複数借り入れしようとするからにはそれだけ早急にたくさんのお金を用意する必要があると言うことだと思います。
そこで、ここでは一気にたくさん借りるための方法についてご紹介します。
カードローンで早急に一気にたくさん借りる方法は、消費者金融系のカードローンで年収の3分の1を限度額として申し込むことです。
貸金業法の総量規制というルールのために、貸金業者は年収の3分の1を超えて個人にお金を貸し出すことはできませんので、その年収の3分の1の借り入れを希望して申し込むのです。
総量規制とは、カードローンやキャッシングなど個人の借入金の合計額が、原則として年収の3分の1に制限されるルールのことです。
貸金業法という法律に定められたこのルールのために、貸金業者は個人に対して年収の3分の1を超える貸し付けが出来ません。
1社からの借入だけでなく、複数の貸金業者から借入をしている場合、それらの借入金すべてを合計した金額が年収の3分の1までに収まっている必要があります。
おすすめのカードローン
一気にたくさん借りるために1社に絞る場合、お勧めなのプロミスやアイフルです。
この2社なら最短即日での借り入れも可能ですし、初めての利用の場合、最大30日間無利息での借り入れもできます。
以下の記事でご紹介しているとおり、口コミでの評判も良好です。
まとめ
- カードローンを複数同時に申し込んだことは他社にバレています。
- 複数同時に申し込むと審査に不利に働く可能性があります。
- 複数業者から借り入れすることは、信用を傷つけたり、平均金利が高くなったりするなどのデメリットがあります。
- 一気にたくさん借りたい場合は、1社に絞って借り入れを行うのがベストです。
複数の業者でカードローンを同時に申し込んだ場合、信用情報機関に記録されている信用情報によって、複数申し込みの事実は他社にバレています。
複数の業者を短期間で、同時に申し込むと審査に通りづらくなる可能性があります。(申し込みブラック)
仮に審査に通ったとしても、複数業者から借り入れを行うことは
- 平均金利が高くなる
- 信用情報が傷つく
- 管理が大変
というデメリットがあります。
一気にたくさんのお金を借りたい場合、1社に絞って総量規制ギリギリの年収の3分の1の限度額で借り入れの申し込みを行うのがベストです。